お見合い結婚の離婚率が低いワケとは❓

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婚活！男塾婚活全般 2020年7月9日

大阪結婚相談所perid♡t（ペリドット）　村上利治です。

以前もこのテーマについてブログを書きましたが、誰もが結婚する前は『生涯を共に添い遂げたい』と誓い合うはずです。しかし、ここ数年で日本人の離婚率は海外並みに急増しました。現在では3組のカップルのうち1組以上が離婚をすると言われています。

そうなってしまった背景は、女性の社会進出が当たり前になり、男性と同じかそれ以上稼ぐ女性も増え、離婚しても問題なく生きて行けるということ。少子化のため、離婚したとしても親元へ戻れてしまう人もいることなどが考えられます。

そういう意味では昔と違い、結婚したら何があっても我慢するしかない時代ではなくなりました。だからと言って「離婚してもいい」と思って結婚する人などいないはずです。

ところでこのブログ読まれているあなたは、離婚する夫婦の多くが、いわゆる【恋愛結婚】で結婚したカップルである、という事実をご存知でしょうか？某調査会社によれば、恋愛結婚の離婚率は

何と約40％！

と高い割合なのです。

「えっ！恋愛で結婚した方が、お互い好きな気持ちが強いはずなのに…」と、意外と驚いた人も多いのではないでしょうか？

それに比べて、『お見合い結婚』の離婚率は

全体の10％程度

で、恋愛結婚の4分の1という少ない割合なのです。実は、お見合い結婚の方が長く添い遂げるカップルが多のですが、それは一体どうしてなのでしょう？

そこで今回は、恋愛で結婚したカップルの離婚率が高い理由と、お見合いで結婚したカップルの離婚率が低い理由、それぞれを比較してみました。それでも恋愛結婚か、やっぱり出会い方なんて関係なくお見合い結婚かを悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみて下さい。

●　恋愛結婚の離婚率はなぜ高い？

1.「刺激的な恋を求めてしまう」

刺激的で燃えるような恋愛をしようとするには、トキメキやドキドキ、容姿がタイプであったり、出会い方が刺激的だったりすることが必要です。

しかし、一たび相手に夢中になり恋の魔力にかかると、人柄や生活力がどうあれ、のめり込んでしまう場合も多いのです。相手に浮気癖があったり、仕事が不安定でも交際を続けてしまうのは、刺激やスリルから離れられなくなってしまうからでしょう。しかし結婚後というと、刺激があるかどうかより、人柄や生活力がある方がずっと重要になります。

「結婚したら変わってくれるだろう」「子供が出来たら変わるだろう」と期待して結婚する人もいますが、結婚によって人柄まで変われる人は

かなり少数派。

もし相手が変わらなかったとすると、いずれ大きな問題に発展し離婚を迎えることになってしまうでしょう。

2.「結婚後を想定していない」

離婚の理由で一番言われる『価値観の不一致』がこれになります。恋愛結婚は「好きだからもっと一緒にいたい」と言う感情が後押しして結婚に至ることが多いです。一方、結婚生活については

「好きだから何とかなる」

「愛情があれば乗り越えられる」

と錯覚してしまうので、多くのカップルが結婚観や理想の夫婦関係など結婚に纏わる話をする事無く結婚してしまうのです。

しかし現実は全く違うのです。結婚とは生活で、いろんな場面でお互いの価値観の違いにぶつかります。

それは誰もが、自分の実家で見てきたことが常識だと思っているからです。しかし、お互い違う環境で育っている以上、様々な常識が違うのは当たり前。

本来は一つ一つ穏やかに話し合い、2人がどう歩み寄るかを考えるべきなのです。

恋愛結婚の場合は、結婚するまでラブラブだったため、そんな価値観のすれ違いに必要以上にショックを受けてしまうことが多いようです。恋愛感情が大きいからこそ、冷静に判断出来ず喧嘩が絶えないことになってしまうとも言えます。

3.「恋愛感情が冷めると、、、」

多くの女性が、結婚する前の恋愛感情の高まりは、人間の脳の仕組みから3～4年で落ち着くと言われています。恋愛中は相手に対して目を瞑れたことが、結婚して3～4年過ぎると、不満に感じやすくなるのです。

また、そんな時期に子供を授かると、妻の愛情が夫から子供にシフトしてしまう事が多い為、更に夫婦関係が希薄に。

夫が浮気に走りやすいのは、まさにこの時期です💦

恋愛感情を、上手く家族愛や信頼に変えられた人は、その後も夫婦の絆を深めて行くことが出来ます。

むしろ恋人時代より冷静に話し合えるようになり、互いが歩み寄れるようになるでしょう。しかし、

【恋愛感情の鎮静＝愛情が冷めた】

になってしまう人は、全てが不満になり「こんなはずじゃなかった」と思うようになります。

盲目的に恋愛していた人ほど、我に返ってからの心境の変化が大きく、かえって嫌なところばかり目に付くようになってしまったと嘆く人もいます。世に言う「ビビビ婚」が案外離婚になりやすいのは、そんな事情があるからです。

●　お見合い結婚の離婚率はなぜ低い？

1.「条件を踏まえて相手を探している」

仲人型結婚相談所では、現実的な結婚生活を考えた上で、必要な条件などを明確にし、結婚相手探しをします。恋愛至上主義の人には、少々ドライに感じるかもしれませんが、一生を共に過ごす相手を選ぶためには、やはり物理的なことを見逃すワケにはいかないのです。

しかしこの事が、年月が経てば経つほど功を奏することになるのです。物理的な安心を与えてくれる相手であれば、結果的にトラブルも少ないですし、余計な言い争いも少なくて済みます。言い争いなどにエネルギーを使わない分、『前向きな人生設計』を組み立てることに時間を費やすことが出来るのです。

どんなに愛情があっても、生活に不安やリスクがあっては幸せに暮らせないものです。お見合い結婚なら、リスクのない相手かどうかを、早い段階で見極めることが出来ます。

また、お互いの価値観や結婚観を話し合い、擦り合わせたりすることが、お見合い結婚をした多くの夫婦が長続きしている、一番の理由と言えるのです。

2.「お人柄で相手を探している」

お見合い結婚は、恋愛結婚とは違い、お互いを冷静に見極めることが出来ますし、私たち仲人もそうサポートいたします。

例えば、相手が自分本位で自己中心的な性格であれば、「この人との結婚生活は難しい」と判断出来るでしょう。しかし恋愛結婚の場合、真逆の現象が起こることも珍しくありません。寧ろ我儘であったり、自分勝手な方が刺激を感じるものですし、その上に容姿やアプローチが魅力的であれば好きになってしまうかもしれません。

お見合い結婚の離婚率が低いのは、

「人柄を冷静に見極めた上に、結婚生活をイメージしてパートナーを探している」

からでしょう。多くのカップルが、「話し合いがしっかりできるか」「安心できるかどうか」「思い遣りがあるか」など、人柄重視で結婚を決めています。また、「共働きを協力し合えるか」「お相手が家事を手伝う意思があるか」なども事前に確認出来るので、結婚後に『こんなはずじゃなかった』と思う事が少なくて済むのです。

3.「ゆっくり愛情を育んでいる」

お見合いで結婚が決まったカップルは、激しい恋愛感情で盛り上がるより、まずお互いに

「やっと結婚相手が決まった」

と言う安堵感の方が大きいかもしれません。恋愛感情は、結婚後にゆっくり育んで行けばいい、と言う感じです。そもそも考えたらわかりますが、全てのカップルが、お相手に恋愛感情を持って成婚していきます。武士の時代や親の決めた結婚ならともかく、好意や恋愛感情が無い相手と結婚することは考えられません。

お見合い結婚後に、私たちへ結婚式や入籍、子供を授かりましたと嬉しいご報告をいただきますが、皆さん「お見合いで出会った頃より、今の方がラブラブです」と言われます。

彼らは、プロフィールを見て、条件を貫いたり許容したりしながら、比較的穏やかな気持ちで結婚しています。お相手へ多くを求めませんので、相手への期待も恋愛結婚ほどないかもしれません。

それ故に、結婚後相手からしてもらったことは、何でも嬉しく感じます。日々、小さな感謝が積み重なって行くと、じわじわゆっくり恋心が盛り上がっていくような気持ちになるのです。

これは恋愛と言っても穏やかな深い感情で、信愛や家族愛の延長線上にあるものです。血縁でない二人が、血縁を超えた絆で結ばれるような感覚、と言ってもいいでしょう。

しかも、一般的な恋愛感情のように急に萎えたりしません。

恋愛結婚であっても、「恋愛中、そんなにドキドキしなかったけど良い人だったから」と結婚したカップルの方が、後からラブラブになっているケースが多いです。つまり、『燃えるような恋をすれば永遠の愛を得られる』とは決して言い切れないのです。

まとめ

お見合い結婚の方が離婚率は低い、と言う理由が腑に落ちましたでしょうか？確かに恋愛結婚でも、幸せに暮らしているカップルは多くいらっしゃいます。